イミダペプチドで眼精疲労の症状は改善できるのか

イミダペプチドは眼精疲労対策に使えるのでしょうか。残念ながら、疲れ目やドライアイなど眼精疲労特有の症状を抑えるのに効果的と断言はできません。なぜなら、有効成分であるイミダゾールジペプチド(カルノシンやアンセリンなど)の目の周辺の筋肉への疲労感の軽減効果を確認した実験や臨床試験が行われていないからです。現時点で確認できるのは、あくまで骨格筋や脳で感じる疲労感を和らげる効果だけなのです。

 

注)眼精疲労は近業作業だけが原因で起こる症状ではないそうです。緑内障や白内障などの重篤な目の病気が隠れていることもあるので、目の疲労感が続く方は、一度は眼科医の診断を受けることをオススメします。

 

さて、大学教授などのお偉いさん方は、1日200mg以上のイミダペプチドを何週間か取り続けた結果、眼精疲労にも効果があったなどと言っていますが、眼球の疲労度を測る装置でもあったのでしょうか?

 

筋肉の疲労感なら骨格筋に蓄積する乳酸などの疲労物質を計測すればイミダペプチドの効果が出ているかどうかはわかると思いますが、眼精疲労に直接関係する眼球周りの筋肉や脳疲労の度合いなどはどうやって計測しているのか…、正直ちょっとわかりません。

 

ただ、イミダペプチドを取り続けることで筋肉内の疲労感の軽減効果は期待できるそうなので、眼精疲労に陥る前の対策としては取り続けるのもいいかもしれませんね。

 

現在、眼精疲労に悩まれている方は、ひどい頭痛や肩こり、症状が重い場合は吐き気を伴うなど様々な苦しみを抱えているかと思います。眼精疲労を治すのは時間がかかりますし、イミダペプチドだけで改善するのは難しいのかもしれません。薬の中にはシアノコバラミンなど、傷ついた末梢神経の修復に役立つビタミンが含まれたものがありますが、それも効果が実感できるまでには1ヶ月以上かかるなどと言われていますもの。

 

なので、

 

眼科医が推奨する対策法としては、以下の通り。

 

  • 疲れ目を感じた段階でパソコンなどの作業から離れる
  • 遠くの景色を見たり、目の筋肉を緩めるのに効果的なツボを押す
  • 蒸したホットタオルを眼球付近に乗せる温熱療法
  • 度の合わない眼鏡の使用を避ける

 

症状が軽いうちに改善策を講じるなどがあります。こうしたサプリメント意外の対策法を試すほうが効果は高いのかもしれませんね。

 

ただ、イミダペプチドの有効成分は筋肉だけでなく、目の筋肉と密接な関係にある脳細胞でも再合成されることがわかっています。これは、骨格筋や脳細胞に豊富に存在している酵素の働きによるもので、酸素消費量が多い部位では優先的に疲労感に強くなる成分が再合成される仕組みになっているからです。

 

目のピントを調節している毛様体筋などの小さな筋肉と、脳疲労には密接な関係があることを考えると、イミダペプチドを摂り続けることで、眼精疲労が和らぐ可能性は十分に考えられるわけです。ただ、販売会社である日本予防医薬のホームページや臨床試験の論文、そのほか購入者のみに送られる小冊子にも、「眼精疲労の方にもオススメ」とは記載されていません。

 

つまり、眼精疲労がイミダペプチドで改善できる可能性は低いということ。脳と肉体の疲れには効果がありそうですが、目の疲れを癒す作用は期待できないかもしれません。そもそも、サプリメントは薬事法で効果効能については明示できない決まりになっています。
ただ、口頭では説明できることがあるかもしれませんので、疲れ目からくる目のショボショボ感やピント調節が鈍くなっている方は、販売元である日本予防医薬さんに問い合わせしてみるといいかもしれませんね。

 

口コミサイトでは眼精疲労に効果があったとの投稿あり

 

さて、イミダペプチドに眼精疲労の症状を和らげる効果があるかを確認するには、口コミサイトを調べる方法があります。
そこで、購入者がレビューを書き込むことのできる、Amazonや楽天市場、そして@コスメなどのレビューのなかに、目に関する疲れが軽くなったなどの投稿があるかを調べてみました。

 

やはり、イミダペプチドで眼精疲労に役立っているという投稿は確認できません。仕事や家事の疲れに対する効果を実感したという投稿だけであって、目の疲れに関する書き込みはわずかでした。その中には「効いた」という投稿もあれば「効かない」との投稿もあり、明確に眼精疲労対策に使えると断言できないのが現状です。

 

願わくば、産官学連携の抗疲労プロジェクトでイミダペプチドの眼精疲労の改善効果に関する臨床試験をお願いしたいところです。日頃からパソコンやスマホを使った仕事で、目の疲労感に悩む成人を集めて実験をしてみて、目のピント機能やショボショボ感の改善度合いを検証してほしいですね。

 

イミダペプチドには心と体の疲れを和らげる効果があることは、今や多くの方が知るところとなりました。
そんな背景から、いまや肉体労働に勤しむ方や、日々の筋肉作りに余念がないアスリートの方のサポートとしても活躍しています。

 

では、眼精疲労に対しては効果はあるのでしょうか?
最近では、パソコンやスマートフォンの普及率が高くなり、目の疲れを訴える方が増えています。携帯端末が仕事の現場で活躍するようになれば、眼精疲労に悩む方はどんどん増える可能性がありそうです。

 

もし、イミダペプチドに目の疲労感を抑える効果も期待できるのなら、ぜひ試してみたいところだと思います。

 

眼精疲労の対策にオススメ ルテインとアントシアニンの効果は?

 

眼精疲労の方にオススメできるサプリメントはルテインとアントシアニン。ルテインはイミダペプチドと似た抗酸化作用によってスマートフォンやパソコンから放出されるブルーライトなどの有害な光刺激から目を守ってくれる作用があります。ただし、イミダペプチドと同じく即効性はありませんので、眼精疲労を素早く解消したい方にはオススメできません。

 

一方、アントシアニン系のサプリメントは眼精疲労に対してある程度の作用が期待できるといわれています。たしかに、アントシアニンは摂取後4時間程度で視力の回復にわずかな効果が確認されたという論文はありますが、眼精疲労との関連性は明らかにされていないのです。眼精疲労は目の疲れが回復しきれずに少しずつ積み重なって重症化した症状のこと。ならば、視力の回復に対する作用ではなく、眼球付近の筋肉に蓄積する疲労物質との関連性が確認されないと意味がありませんね。

 

 

いち早く、眼精疲労とイミダペプチドとの関連性が臨床試験で明かされることを願いたいものです。